友の会の会費はこのように使われています

出版活動

 ゲンロンは、これまで70冊を超える書籍と雑誌を発行してきました。 流行を追わない、いっけんニッチなテーマがのちに評価されることもあれば、アクチュアルな問題に独自の角度から迫ることもあります。第16期(2025年12月)に刊行した『平和と愚かさ』は、ウクライナや旧ユーゴ圏、ベトナム、中国など各地への取材旅行を行い執筆した一冊です。刊行後すぐに版を重ね、多くの読者に届いています。


ウクライナ、キーウの独立広場 撮影=東浩紀


ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、サラエヴォ市内の無数の銃痕が残る建物 撮影=東浩紀


 ゲンロンは丁寧な編集に定評があります。例えば編集作業のなかで、校閲や校正にもおおくの時間と予算を割いています。限られた部数の書籍でそれができるのは、友の会の会費による補填があるからです。それらの書籍はこれまで毎日出版文化賞、大佛次郎賞など複数の賞をいただき、出版業界で高い評価を得ています。


 さらに2024年には電子書籍レーベル「ゲンロンセレクト」を立ち上げました。ゲンロンカフェのイベントをもとにした座談会などをもとに、アクチュアルな展開を行っています。さまざまな形で人文知を届けるための試みに取り組んでいます。

若手の育成

 ゲンロンには、20代・30代の若いスタッフや書き手が数多く集まっています。彼らがみずから企画し運営するプロジェクトを、会社として後押ししてきました。

 2026年3月に創刊した『ゲンロンy』もそのひとつです。本誌を企画し、編集しているのは1990年代生まれの若い編集者たち。どんなテーマを取り上げ、誰に書いてもらい、どう届けるか。その一つひとつを、彼ら自身が考え、決めています。若い世代に場と裁量を託し、次の担い手を育てていく。ゲンロンのこうした姿勢は、友の会のみなさまのご支援があってこそです。


YouTubeを活用した無料配信

 ゲンロンカフェのイベントは原則シラスで有料配信していますが、一部の番組はYouTubeで無料配信しています。「今週の人文ウォッチ」「リベラルテック月報」に加え、選挙特番など公共性が高いものも無料配信しています。こうした取り組みにも、友の会の会費が活かされています。

宇佐美典也×西田亮介×東浩紀 都知事選は本当にこれでよかったのか!?──無料公開第1部

東浩紀が参院選の結果を見つつひとりクダを巻くだけの限界雑談特番 有識者の分析に飽きたらここだ!+自民から参政・共産まで、視聴者大討論会

山内萌×植田将暉 今週の人文ウォッチ

東浩紀と桂大介のリベラルテック月報

会員交流

 ゲンロン友の会は、さまざまな知的好奇心を持つ人びとが出会い、つながる場でもあります。
「友の会ラウンジ」は、ゲンロンが独自に開発したオンラインコミュニティです。会員同士が日々、感想や関心を交わしています。


 オンラインだけではありません。「ゲンロンぶらり友の会」(通称:ぶら友)は、東浩紀が日本全国をめぐり、現地の会員と交流する企画です。全国に広がる友の会の環を、リアルでも身近に感じられるようにしたいと考えています。

設備・開発投資

 ゲンロンのさまざまな取り組みにはつねに新たな設備や開発が必要です。これらへの投資にも、友の会の支援が活かされています。

 2020年にオープンした配信プラットフォーム「シラス」。を開設しました。ゼロからの立ち上げはゲンロンにとってはたいへん大きなチャレンジでした。しかし、みなさまに支えられ字幕生成や自動翻訳など機能拡充も進んでいます。さらに多くのユーザーに愛される場所へと成長できるよう、開発を進めています。


 また2026年には、「人文ウォッチ」内で小規模でインディーズな出版物の書誌情報を登録・検索できるウェブサイト「同人誌インデックス」をリリースしました。友の会の会費はそのような開発にも活かされています。

 ゲンロンの取り組みや挑戦を継続させていくためには、みなさまの応援が不可欠です。

 ゲンロンでは寄付も受け付けています。温かいご支援にあらためて深く感謝いたします。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。