商品画像(うたたねのように光って思い出は指先だけが覚えてる熱)
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うたたねのように光って思い出は指先だけが覚えてる熱

セール価格¥440

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大庭繭『うたたねのように光って思い出は指先だけが覚えてる熱』


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大庭繭『うたたねのように光って思い出は指先だけが覚えてる熱』


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妊娠を知ったツバサは死期迫る母の意識に潜り、自分が命を宿した瞬間の日々へと赴いた。「うたたね」と呼ばれる意識の中でツバサは未熟な母と語らい、母の体を借りて過ぎ去った日々を体験し、夜の仕事に行く母について行き、母が想像の中で育た「姉」と出会う。ツバサと母の触れ合いは、同世代の友人のような煌めきと、肉親同士のぬくもりに満ち、人生を分つ親子の緊張と和解へと移り変わっていく。
ままならない人生と社会への穏やかな決意を描く意欲作だ。──藤井太洋

ホステスとして働く「わたし」は、透明ではち切れそうな、水風船のような「姉さん」と暮らしている。仕事を終えて家に帰ると、ベッドの上の姉さんの、柔らかさと冷たさに身を委ねる。そんな日々を送るわたしのまえに、ある日、幽霊のように透けた「女」が現れる。彼女はわたしを「ママ」と呼び、嘘のような話を始める——自分は他人の脳にアクセスする技術で、ママに会いにきた。この世界は未来のママの、記憶にすぎないのだ、と。

ゲンロン 大森望 SF創作講座>で第7回ゲンロンSF新人賞(選考委員:大森望、菅浩江、伊藤靖、東浩紀)に輝いた受賞作が、改稿のうえ電子書籍化。
書評家・翻訳家の大森望による解題を付す。


著者紹介
大庭繭(おおば・まゆ)
1995年生。作家。2024年、「うたたねのように光って思い出は指先だけが覚えてる熱」で第7回ゲンロンSF新人賞受賞。著作に「人魚ごっこ」(『小説すばる』2024年11月号、集英社)など。