聖武天皇素数秘史【選べる単行本】

藤琉『聖武天皇素数秘史』

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いまだかつて見たことのない、怪獣映画のような驚愕の数学スペクタクル
──大森望

刻は天平12年（740年）、疫病の猛威に揺れる奈良の都・平城京。政務を執る聖武天皇は、腹心の吉備真備、橘諸兄、玄昉らとともに事態の収拾にあたっていた。しかし、朝廷内に暗躍する勢力の裏切りによって、一行は絶体絶命の危機に追い込まれる。打開の鍵は、素数と仏心を掛け合わせた未知の力だった──。
白熱のアクションを備えた、数式と信仰が交錯する驚愕の歴史改変ＳＦ！

＜ゲンロン 大森望 SF創作講座＞で第7回ゲンロンSF新人賞優秀賞（選考委員：大森望、菅浩江、伊藤靖、東浩紀）に輝いた受賞作が、改稿のうえ電子書籍化。
書評家・翻訳家の大森望による解題を付す。


著者紹介
藤琉（ふじ・りゅう）
第7回ゲンロンSF新人賞優秀賞。PC手書き筆文字フォント「バジョカフォント」シリーズ作者。詩集「彷徨え、あるいはジェット機より速い鳥に似たヤツの影を追え」刊行。2005年9月より1年2ヶ月、ヨーロッパ・アフリカ・中東・アジアと海外23ヶ国を旅した経験も。